月間上限は、損失総額しか守らない
月額上限が10万円でも、Webhookループが1時間に2万円を使えば、深夜のうちにほぼ全額へ達します。翌朝止まった時点では損失は限定されていますが、その月の正当な顧客利用に使う余地が残りません。月間上限の内側に、異常を早く見つける短い時間軸が必要です。
設計は三層にすると整理できます。Freeの月間リクエスト試行数・トークン上限は最後の壁、Pro 1.5の直近1分・1時間トークン上限、反復検知、再試行クールダウンは早期制御です。日次の推定米ドルや『15分の費用増加かつ成功率低下』のような任意の複合条件は、外部監視で補います。
曜日と時間帯を無視して、毎日均等に割らない
月10万円を30日で割って1日3,333円とすると、週末に売れるサイトや月末処理があるサイトでは誤停止します。過去4〜8週の日別推定費用を、曜日・キャンペーン・バッチ日で分け、通常の上限側の値を基準にします。
例として平日が2,000〜2,800円、土曜が5,000〜6,500円、月末バッチ日が9,000円なら、全日3,333円は使えません。平日4,000円、土日8,000円、登録済みバッチ日12,000円など、根拠の違う日を別の確認基準にします。外部の監視設定や社内の運用表に例外日と終了時刻を登録し、翌日には通常基準へ戻ったことを担当者が確認します。
- 通常曜日の中央値と上位10%の値
- セール日・配信日・締め日の予定
- 夜間バッチの開始時刻と最大所要時間
- 売上や成功処理を伴わない増加速度
日次上限と、急増速度のアラートを組み合わせる
日次上限だけでは、朝に使い切って夜まで止まることがあります。1時間あたりの増加が通常の何倍か、連続何分続いたかも見ます。売上や成功件数が同時に増えているなら確認へ回し、失敗や反復だけが増えているなら早めに制御する、という二段階が実務的です。
運用上の確認基準は、『15分の推定費用が同曜日中央値の4倍、かつ成功率が50%未満』のように、速度と品質を組み合わせます。これは外部監視や手動確認で使う例であり、本製品が15分単位で自動判定する設定値ではありません。売上・有効問い合わせ・同一入力の反復率も確認し、需要の裏付けがなく異常の証拠が二つ以上揃ったときに、対象経路の制御を検討します。
導入初週は、外部通知と手動確認で誤検知を数える
いきなり強制停止せず、候補値に達した日時と、そのときにProのSmart Protectionで確認できるHuman・Bot・Unknown、売上、実行機能を記録します。正当なピークを何回検知したか、事故を何分早く見つけられたかを見て、値を調整します。
強制停止へ切り替える日は、担当者が対応できる時間帯にします。停止表示、代替導線、解除権限、元へ戻す手順を同時にテストしてください。
導入チェックシートには、候補値に達した時刻、実際の顧客成果、止めていたら失われた処理、別途設定した外部通知の到達時間を記録します。1週間で誤検知が2回以上あるなら値か条件を直し、事故を見逃したなら確認間隔を短くします。合格は通知の有無ではなく、担当者が所定時間内に判断できることです。
無料版では、止まった後の挙動まで確かめる
WordPress標準AI Client経由で、Freeのサイト全体の月間リクエスト試行数・総トークン上限を試します。Freeの推定米ドルは監視のみです。Pro 1.5を使う場合は、1分・1時間トークン、反復、再試行のWould blockをMonitoringで確認します。日次・任意の15分複合条件は外部監視として管理し、推定費用はプロバイダー請求とも照合してください。
AI Cost Guardrails-CNXTをダウンロードし、「月間上限だけでは遅い。Pro 1.5と外部監視で短時間ガードレールを作る方法」のうち製品が対応する境界をWordPress上で動かします。Freeはサイト全体・呼び出し元別の月間USD・リクエスト試行数・トークン、Proは対応する短時間・失敗パターンを制御できます。